永遠の翼

永遠の世界Ⅶ

白い世界。



永遠の世界。



わたしたちは、確実に近づいている。



この世界の果てに。



―――ずっと、わらえていたらいいのにね。



歩きながら、わたしがそう口にする。



―――うん。ぼくもそう思うよ。



―――けど、それは間違いなんだ。



―――きっと、ダメなんだ。



隣を歩く彼が強い口調で否定する。



―――どうして?



―――なんで、きみは永遠を否定するの?



わたしは尋ねる。



ずっと、笑顔でいたい。



ずっと、幸せでいたい。



誰だってそうだ。



―――この世界の果てにあるものを見れば、わかるよ。



彼は少しうつむいて言った。



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