永遠の翼

穏やかな日々

目覚めは健やか。


それは、徐々に近づいている春の陽気のせいだけじゃないだろう。


優子と付き合うようになって、1週間が経った。


早いもんだ。


彼女の、力ない手。


握った手の感触。


それは忘れない。


俺は支度を整えて、ダイニングに向かった。



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