執事と共にバレンタインを。
――ガシャン

もう一枚のガラスが割れた。


「2度も舐めた真似しやがってっ」


カトウの怒声。

外の抗争はまだ続いていたのだ。

カトウと、その部下が上がりこんできた。

その手には、おそらく恵理夜が作ったチョコレートが入った箱があった。

恵理夜は、ため息をついて腰を上げた。
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