執事と共にバレンタインを。
「……え?」


間近でチョコレートの香りを感じた。


「お顔が赤いので、熱があるのかと」


間近で、恵理夜の額に手を触れる春樹の顔があった。

恵理夜の顔はさらに赤くなった。


「ブランデーに酔いましたか」

「平気よ」
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