執事と共にバレンタインを。
「いずれにせよ、関係の無いお嬢様を巻き込んだ貴方方のほうが、咎められるべきかと思いますよ」

「つけあがってんじゃねぇぞ」


部下の一人が背後から春樹に殴りかかった。


「先に、手を出したのはそちら、ということでよろしいですね」


春樹はその拳を受け止め、相手の耳のすぐ後ろを引っぱたいた。

たったそれだけの動きで、相手の身体は崩れ落ちてしまった。
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