lucky×unlucky


「あったよ~大アリ!あのあと何故か俺の大嫌いな大型犬が家にいるし、おまけに抱きつかれて涎だらけになるわで大変だったんだけど!!」

あの巨大なモップ姿の犬を思い出すだけでゾッとする

俺は腕をさすりながらチラリと篠宮の方を見やれば

「………」

篠宮は一瞬大きく目を見開いたかと思えば、なにやら考え込むように顎に手をあてて俯いた

「…私に抱きついた男は必ずといって良いほど事故にあうか大怪我するんですけど……へぇ…そんな事だけで済んだんですね」

「俺にとっては死活問題だ!!」

ブツブツと何やら物騒な言葉を言っているが

最後の"そんな事だけで済んだんだ"だけが何故か癪に触って

俺はふんっと鼻息を鳴らして机を思いきり叩く…まではしなかったが、腕を組み、ふんぞり返って睨み付けた





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