君に嘘を捧げよう


「じゃあ今日の体育は最強リレーのメンバーと騎馬戦の男子と分かれて練習するぞー」

体育祭が近づいてきたある体育の授業。

ホントは騎馬戦のほうが楽しそうだからそっちに出たかったんだけど、どっちかしか出れないし…。

最強リレーのほうに出ないとカイとの約束を守れないから仕方なくこっちに出ることにした。

「霧沢くーん、がんばってー♥」

「今日もカッコいいよー♥」

そんな女子の甘い声が聞こえる。

でも1番よく聞こえるのは。

「タクト、応援してるよー!」

アヤネの可愛らしい声援。

「なに見とれとんねん」

「あいた」

カイにたたかれた。

「わかってんのやろな?今日は予行練習やで」

「はいはいっと」

そう、今日は約束の予行練習。

俺よりカイのほうが運動神経はずっといいからそんなことしなくてもいいと思うけど。

「じゃ、よーい…始め!」
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