君に嘘を捧げよう
危険と確信

次の日。

「おはよっタクト」

「おす」

俺はアヤネと会うのが少し不安だったけど、会ってみたら全然フツーに接することができた。

よかった…。

「何朝からため息ついてさ、そんなにわたしと会うの嫌だった?」

「ちゃうちゃう、嬉しため息」

「なにそれ」

そんなことを話していると、

「なんだよータクト、かわいい彼女つれちゃってー」

「うお」

背後からのしかかられる。

「カイ!」

マズイ、ここで小学校の時からの友人ですか。

でも、コイツになら言っても大丈夫か…。

「お初にお目にかかりますータクトの小学校からの親友だよん」とかかなりKYな発言をするカイを無理矢理ちょっと離れた場所にひっぱっていく。

「アヤネちょっと待っててカイちょっと来い」

「あーもーちょい話したいかわい子ちゃーん」

カイはかなり女好きだ。




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