君に嘘を捧げよう
そう聞くとアヤネは一瞬。
ほんの一瞬だけ。
「…?」
カオを曇らせた。
でもすぐに笑う。
「…こっちは内緒♥」
「なんだよ~…」
…ま、なんともないか。
そのことを俺はすぐに忘れた。
「じゃあ書いたし飾りにいこ?」
「おう」
そしてそのあとすぐ俺は笹のデカさに驚かされた。
「あ、タクトの短冊みーちゃった♥」
飾ってる途中、アヤネに短冊を見られた。
「!?こ、これは…!」
「そんなこと思ってくれてたの?」
かなり恥ずかしい。
けどアヤネは嬉しそうだった。