君に嘘を捧げよう

そう聞くとアヤネは一瞬。

ほんの一瞬だけ。

「…?」

カオを曇らせた。

でもすぐに笑う。

「…こっちは内緒♥」

「なんだよ~…」

…ま、なんともないか。

そのことを俺はすぐに忘れた。

「じゃあ書いたし飾りにいこ?」

「おう」

そしてそのあとすぐ俺は笹のデカさに驚かされた。

「あ、タクトの短冊みーちゃった♥」

飾ってる途中、アヤネに短冊を見られた。

「!?こ、これは…!」

「そんなこと思ってくれてたの?」

かなり恥ずかしい。

けどアヤネは嬉しそうだった。
< 68 / 99 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop