君がいれば・・・①
「セナ……」



2人だけになったシンは瀬奈をぎゅっと抱きしめた。



「どんなにキスがしたかったかわかる?」



そう言うと啄ばむような口づけをした。



甘い口づけは深いものに変わり、瀬奈の足に力が入らなくなった。



シンの指が瀬奈のブラウスのボタンにかかる。



「い、いや……シャワー浴びたい……」



シンの指に手を重ねて止める。



「セナ……」



恥ずかしがりやなセナは一緒に入ろうと言っても許してくれないだろうな。



「お願い……」



シンは泣きそうな顔の瀬奈の鼻にちゅっと口づけを落としてバスルームに案内すると出て行った。



スイートルームなだけにバスルームの中にはシャワー室なるものがあった。



シンにキスされて体が燃える様に熱い……。



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