君がいれば・・・①
シャワーを浴び終わり、白いタオル地のバスローブ姿の瀬奈が出てきた。



その表情は不安げで、シンは気がせいてしまった事を後悔した。



「セナ、喉が渇いただろう?」



グラスにミネラルウォーターを注いで瀬奈に渡す。



こくっと水が喉を通る。



飲むセナを見守っているシンはその喉の動きにキスをしたくなった。



グラスをテーブルの上に置くと瀬奈はシンに近づき、自分からぎゅっとシンに抱きついた。



「セナ……」



愛しい瀬奈に抱きつかれてシンは抱き上げた。



ベッドルームに向かう。



そっとベッドに降ろすとシンは唇を重ねた。



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