僕の見つめる世界で。



この時、僕は知らなかったんだ。


小森友利という女の子が
女優になるだとか夢のような
ことを宣言したり、


僕とカップルのようなデートをしたかったわけを…


きっと、いつもの気まぐれだと思っていた。


いつも人を振り回しその人の
心までも奪ってしまう罪な小森の気まぐれだと。


けれど、そんなことを思っていた僕は大馬鹿ものだったんだ。

小森の気持ちも知らずに。




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