【完】きっと、ずっと恋をする
「雄太郎の元気がない?」
先輩のマネージャーに相談してみると、先輩はまさかって驚いたように笑いながら、受け止めてくれなかった。
…でも、雄太郎をこの三か月見続けてきた私なら分かる。
いつもより声が出ていないこと。
いつもより走る姿が力強くないこと。
…大好きなバスケをしているのに、全く笑っていないこと。
そして、感じていた雄太郎の様子への違和感は最悪の結果として訪れた。
「雄太郎、どうした!」
突然体育館に響いた大きな声。
私は外で麦茶を作っていた最中だった。
外まで聞こえる声。
ただごとじゃない。
「雄太郎!」
私は水道の蛇口をひねるのも忘れて、体育館へ駆けこんだ。