【完】きっと、ずっと恋をする
私の目の前に飛び込んできたのは、体育館の中央に集まる人だかり。
「担架持って来い!」
いやだ……
足がすくんだ。
怖い…雄太郎……!
私がすくんでいるうちに、担架が届けられた。
「いくぞ!…せーの!」
雄太郎はみんなに抱えられるように担架に乗せられて持ち上げられた。
その時に初めて、私の目が雄太郎の姿を捉えた。
「っつ……うぅ……」
雄太郎はお腹の上の辺りを抑えて、顔をしかめていた。
力を入れているのに、雄太郎の顔は真っ青だった。
「やだ…や…雄太郎!」
その時ようやく私の足が動いて、担架の傍に走っていくことが出来た。