【完】きっと、ずっと恋をする
玄関でブーツを履き、力なく肩を落とした。
その時だった。
「美月!待って」
着替えを終えて制服になった雄太郎が私の元へ駆けてきた。
雄太郎はハアハアと息を切りながら、私にニッコリとほほ笑みかけた。
「良かった。もう帰ったのかと思った」
「え?どうしたの?」
「あのさ」
そう言って雄太郎はスポーツバックの中をゴソゴソとあさり出した。
そして、小さな箱を出して、私に差し出した。
「ハッピーバースデー!」
雄太郎の言葉に驚いた。
そう……。
今日はバレンタインデーと同時に、私の誕生日でもあった。