【完】きっと、ずっと恋をする
「練習で使えるように…ハンドタオル」
「おー…ありがと…あの、さ」
雄太郎は私からのプレゼントを受け取って、何かを話したそうにうずうずした。
「これ…だけ?」
「え?」
「え、いや!うん。なんでもない!ハハッ…なんか不思議だよな。俺ら渡す日逆転しちゃってるな」
雄太郎は、気まずい空気を変えるように、突然明るく話し出した。
「う、うん。そうだね」
「だなー……」
雄太郎は袋を見て嬉しそうにニッコリ笑うと、そっとスポーツバックの中に忍ばせた。
喜んでくれてるのかな?
そう思ったら嬉しくて。
「でも私は反対で良かったっと思ってる。だって…私と雄太郎は、特別って感じがして、嬉しいから」
「……そっか。俺は…きっと、ずっと忘れられない気がする」
雄太郎もそう言ってくれた。
私達二人の初めての『特別な日』が出来たみたいで、嬉しかった。