【完】きっと、ずっと恋をする

「練習で使えるように…ハンドタオル」



「おー…ありがと…あの、さ」



雄太郎は私からのプレゼントを受け取って、何かを話したそうにうずうずした。



「これ…だけ?」



「え?」



「え、いや!うん。なんでもない!ハハッ…なんか不思議だよな。俺ら渡す日逆転しちゃってるな」



雄太郎は、気まずい空気を変えるように、突然明るく話し出した。



「う、うん。そうだね」



「だなー……」



雄太郎は袋を見て嬉しそうにニッコリ笑うと、そっとスポーツバックの中に忍ばせた。


喜んでくれてるのかな?

そう思ったら嬉しくて。



「でも私は反対で良かったっと思ってる。だって…私と雄太郎は、特別って感じがして、嬉しいから」



「……そっか。俺は…きっと、ずっと忘れられない気がする」



雄太郎もそう言ってくれた。


私達二人の初めての『特別な日』が出来たみたいで、嬉しかった。




< 32 / 56 >

この作品をシェア

pagetop