【完】きっと、ずっと恋をする
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そして三年目のバレンタインがやってきた。
センター試験も終わり、後は大学の入試を残すのみ。
だけど、今日だけは少し休んでいいかな?
いつもは勉強をするために、まっすぐに図書室へ向かう足を、反対方向へと進めた。
向かった先は、体育館。
学校から体育館へ続く渡り廊下から、ドリブルの音が聞こえる。
懐かしい音が心に響く。
入口からそっと中を覗く。
「あ…雄太郎だ」
雄太郎がバスケ部の練習に混ざり、練習していた。
雄太郎は推薦入試で大学が決まり、大学の練習に備えて、引退した後も練習に参加し続けていた。
汗を流して、誰よりも声を出している雄太郎。
大学入試でいっぱいいっぱいで、引退以来練習を覗きに来ていなかったから、こうして久しぶりに雄太郎がバスケをしている姿を見るのはとても嬉しかった。