【完】きっと、ずっと恋をする
昨日の夜、雄太郎からメールが届いた。
『今年もいつものあります!』
「今年も…か……」
好きな人から、自分の誕生日を祝ってもらえるのは嬉しいこと。
このメールを見て悲しくなってしまった自分は考えすぎなのだろうか。
出来ることなら、来年も、再来年も…ずっとずっとこの先もって思うのは私だけなのかな?
練習が終わるのを見計らって、教室で待っていると、雄太郎が前の扉からヒョイと顔を覗かせた。
雄太郎は私と目が合うと、にっこり笑って、私の元へと近づいてきた。
そして、私が座っていた隣の席の椅子を引き座った。
「こうして隣同士で座るの久しぶりな」
「うん。そうだね」
雄太郎はスポーツバックの中から、少し大きめの箱を取り出した。