【完】きっと、ずっと恋をする
「ただいまー」
玄関の扉を開けると、お母さんが部屋から飛び出してきた。
「今日は遅かったのね。せっかくの誕生日なのに。ケーキもホールで買ってきてるのよ」
「うん。ちょっと用事があって。先に着替えてくるね」
私は二階にある自分の部屋に上がった。
雄太郎から貰ったプレゼントをまずは早く開けたかった。
20センチほどの大きさの箱。
今まで貰ったプレゼントよりも大きかった。
「あ…これ、見たことある」
雄太郎がプレゼントしてくれたものは、テレビで見たこともある、笑い転げる人形。
「えー…なにこれ。なんでこれなんだろ」
私はプッと息を吹き出して笑って、電源ボタンをパチリと入れた。