【完】きっと、ずっと恋をする

携帯を開いて、すぐに伝えた言葉。



「雄太郎!今すぐ会いたい……!」



『え?何?いきなりだな、美月』



電話の向こう側で雄太郎が笑っているのが分かる。



『…プレゼント見てくれた?』



「っく…ん……」



涙が溢れて、声が出なくて頷くので精いっぱいだった。



『泣いてるの?泣いて欲しくなくて笑い人形贈ったのに』



「笑わ、ひっく…なかったもん」



『あー…そっか、ごめん。俺わざと電池抜いたから……』



「……ごめん」



『いや、別に美月謝るところじゃないから。俺が度胸なかっただけだから』



「ううん。私、雄太郎の気持ち分かるから…だから度胸がないなんて思わないよ?」



雄太郎もきっと、言うのが怖かったんだよね?


ドキドキして。


何度も今か今かって思うのに、踏み出せなくて……。



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