キスしたくなる唇に。
うーん…何を考えてるんだこの先輩は。
「…ダメ?」
先輩は軽く上目遣いをして、あたしに媚びるようにそう言った。
なんだろ。…あたしより背は10センチぐらい高いはずなのに、なんでだかちょっとフィルターがおかしい。
「わ…かり、ました」
勢いに押されたあたしは、詰まりながらもOKを出してしまった。不覚。
「に、西野…あたしちょっと行ってくる…よ」
「あ? ああ、じゃあな」
先輩はそれを見計らって、あたしを生徒会室へと拉致した。