溺れていく
桜も散り、
新しいクラスにも慣れ、


相変わらずの毎日、

あんたを見付ける事は簡単だった、
どこにいても、
何をしても、
俺の視界にはいつもあんたがいた、

俺の席からは、
あんたがいつも座る、
職員室が見えた、

後ろ姿だけでも嬉しかった、

たまにあんたは、
職員室の自分の席のすぐ後ろの窓を開ける、

そのたびに、
俺の存在に気づいて欲しかった、

その願いが叶う事はなかった、

だから、
あんたが窓を開けるたんびに、
俺も自分のすぐ横の窓を開けた、

あんたが気づく事はないのに、


だけど、
窓を開けると風が気持ち良かった、

風はあんたみたいにとても優しかったら、





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