youthful days~男女7人青春物語~
「私、あなたの子供を妊娠したの」

だから今日の服装は腹を締めつけないゆるめのワンピースなのかと、蒲生は思った。

それよりも、信じられなかった。

杏夜が妊娠した。

それも、自分の子供を妊娠した。

よく言ったものだと、蒲生は思った。

自分以外の男との間にできた子供を、自分に押しつけるなんて。

「話は、それだけか?」

蒲生が言った。

「悪いけど、忙しいんだ。

もう用がないなら、さっさと帰ってくれ」

そう言った後、杏夜に背中を見せた。

「待って!」
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