youthful days~男女7人青春物語~
杏夜が呼び止めたが、蒲生は振り返ることなく職員室へと戻って行った。

離婚を言いにきたのかと思っていた。

でも言いにきたのは、自分の妊娠だった。

それも、自分との間にできた子供だと言ってきた。


その日の放課後。

「妊娠、しちゃったんですか?」

いつものように準備室を訪ねてきた莉緒が言った。

「俺の子だって言うんだ。

他の男との間にできた子かも知れないのに」

皮肉混じりに言った後、蒲生は息を吐いた。
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