宿題するから利用して
彼女が子供らしいワルツを踏むから、ますます大塚という愚か者は恋をしてしまう。
なぜなら、あの子は鈍感なんかじゃなく立派だからだ。
もはや国宝級の性格をしておきながら近藤洋平は己の内面が放つ魅力を隠す天才なので、
同級生たちが上っ面だけでイケメンと呼ぶ中、
その奥に気がつく田上結衣は大人で見る目があるイイ女という裏付けになる。
俺が大嫌いなあいつは何が嬉しくて何が楽しくてどんな恋愛がしたいかを分かっているから、
あの子は恋人を笑わせようとする努力が羨ましい。
互いが相手を想うから、毎日毎日笑いを曲に彼の存在がステップとなり、
二人だけのダンスを大切にしていることを俺は知ってしまっている。