宿題するから利用して
若いうちは誰だってそう、俺たち高校生は自分について脚色しながら語って少々己の発言に酔いつつ好きな子へと間接的なアピールをする。
後から振り返れば痛いのだろうが、『親戚にアナウンサーが居る』とか『中学ん時は無茶をした』、
『恋と愛は違うと思わない?』といった類の会話は当時、
つまり俺たちの頃だと口から零れる音には自己顕示欲を含ませてこそ努力なのだ。
そうやって頑張って頑張ってナルシストに演出するにつれ、
いつしか内面が理想に近づいていくような気がしなくもないから、こんな俺の考えは百パーセント間違いでもないはずだ。