宿題するから利用して
――いつだって期待を裏切らない。
俺の思った通りに顔を上げた男は小学生が黒板消しをドアに仕掛ける罠を閃いた時ばりに悪戯っ子のような表情だったから、
ハムスターみたいに口角が上がった唇を彼らしく器用に動かした訳だ。
『もー、ほんま勘弁してくださいよお兄さん、俺一人思い出して大変じゃん! 昼間っから彼氏興奮させやがって、あはは。
もうお前らあれだろ? ある意味嫌がらせだろ? ドキドキすんじゃん、本当やめてよー困るよー、だって洋ちゃん服コだから想像力半端ねんだもん』
――そう、誰もリクエストしやしない近藤洋平のつまらない失笑必須漫談ってやつがスタートした。