宿題するから利用して
彼らの場合は、まず本人とお喋りをすると俺は知っている。
『またかよ? ナントカってワガママ大王じゃん、ウケる。その個性を卒業しても伸ばしてください、貴様の強味』
冗談を言いつつも宿題を見せてあげるのが八人の少数派だ。
そうして、友達には『またナントカに宿題貸してやったんだけど。もう私(俺)ってば優しいし天使だし。こりゃあモテ要素でしょう』くらいは言う。
従って、周りの友達が悪口へと掘り下げる状況にはならなず、聞き役の者は笑ってしまう。
そう、ネガティブな内容をネタに転換し苛々は爆笑にすり替える魔法を使うのだ。
ちなみに少しブラックな厭味をこめる性格の悪さが隠れていようが、オチで解消される仕組みになっている点はまあ問題ないだろう。
だから――