宿題するから利用して
人気者とそうでない者という分類が、中学の頃から表面化する傾向にあるように思う。
異性から注目を浴びる奴は、驕りからか下々の面子に対して偉そうにしてくるのに、
なぜか神々しい存在の近藤洋平は、昔から普通に接してくれていた。
入学してすぐだと思う。
体育の時間にスニーカーがダサいメーカーのものだと指摘され、皆に笑われた。
当時の俺は(今もだが)ファッションに興味がなかったので分からなかったが、
自分が履いている品は、男子高生的にどうやらよろしくないらしかった。
確かに、よくよく見れば謎のロゴは怪しさ満載だったので、笑えたから愉快に思った。