宿題するから利用して

色が白いから日に焼けて赤くなった頬を盛り上げ笑う近藤洋平。

ふざけるばかりのこいつがあの子に触れていると思えば、やっぱり腹立たしかったし嫌いになるばかりだった。

ゆるいノリには自分があいにく持ち合わせていない明朗な社交性がある点は認めたくない。


「夏休みにさ、板チョコ六枚食べて弟ん鼻血ブーよ?、あれ本当なんだな、あはは」


痛いと言わずに笑う男。

近藤洋平といえば常日頃から誰も希望しないのにくどいくらい冗談を口にし、うんざりするくらい真剣さがないといった印象なのだが、

さすがに恋人の前だと姿を変えるはずだ。

< 37 / 229 >

この作品をシェア

pagetop