宿題するから利用して
いつの間にか田上結衣を見ることが義務のようになっている俺は、
絵画のモデルにしたくなる綺麗な人をただ眺めていた。
何をしても可愛い皆の目を奪う美少女なのに驕りなく謙虚で、
周りを魅了するお姫様であって幸せにさせてくれる天使であって――ずっと好きだった。
片思いを教えてくれたのは田上結衣で、毎日を楽しく飾ってくれているのは田上結衣だとしたなら、理性を崩壊させるのは誰?
「……むかつく、」
近藤洋平の彼女が甘い香りを漂わせるから悪い、気が付いたら俺はゆっくりと彼女へ手を伸ばしているところだった。