宿題するから利用して
絶対に近藤洋平より俺の方が先に田上結衣を好きだったのに、
奴ときたら後から出現しておきながらあっさりと幸せを手にしたのだ。
まったくなんて腹立たしい出来事なのか、ピュアに片思いをしていた人間からすれば彼女が彼を想い笑顔を作る度に苛々してたまったもんじゃない。
田上結衣というお姫様を兵士の俺が傍でずっと護っていたら、近藤洋平という隣国の王子様がいきなり現れて掻っ攫っていった悲恋。
だから――強引に自分のモノにしてしまいたい。
腹立たしい近藤洋平にあてつけとして、田上結衣の白い肌に嫌がらせをしてしまいたくなる。
そこから腐って呪われて、恋を蝕み俺を好きになればいい。