五里霧中



あー、生きてるって素敵★なんてね。



空を仰いで、ついでに君の横顔を思い出してみる。


……やっぱり思い出せないなぁ。


それくらいにしか思ってなかったのか、それとも単に僕の記憶力が皆無なのか。


きっと後者だろう、と思いたい。


そうじゃなかったら、今僕がしていることの全てを否定しなくちゃいけなくなるから。


なんのために逃げ出して、

なんのために救って、

なんのために自分を捨てて、

なんのために生きているのか。



それに、なんのために僕が僕でいるのか。


わからなくなってしまうから。



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