My Little Girl(加筆修正中)



家の前で

「奏ちゃん、悪いんだけど」

「ん?」

「これ、奏ちゃん家に置いといてもらえないかな」

「ん、いいけど」

「家に持って帰ると一馬に食べられちゃうし」

取られる心配か。

「分かった」

親父達、もう出かけたみたいだ。

鍵を開け、リビングに綿あめを置いて再び家を出て

「何処行く?」

「うん、あのね」

「ん?」

「〇〇神社に行きたい」

〇〇神社?

「また神社か?」

「うん。だってさっき参った△△神社は学問の神様でしょう」

「…あぁ」

「だから…〇〇神社行きたい。だってあそこは」

あそこ、何の神さんだったっけ?

「え、縁結びの神様だから…」

恥ずかしいのか、袂で顔を隠した。

縁結び、縁結びって

「お前、他の誰かと出会いたいとか」

「ち、違うよ」

慌てて俺の言葉を遮る。

「奏ちゃんとの縁が絶対切れないようにお願いするんじゃない」

ウルウル目で訴えかける。

何処にも行かず部屋に閉じ込めたいような…って!俺、今 何考えてた!

ヤバい。

「奏ちゃん、奏ちゃんたら」

「へっ」

「聞いてんの?」

アズが俺の目の前で手を振り

「起きてる?」

寝てないって!

「あぁ。…じゃあ〇〇神社行くか」

「うん」

嬉しそうに俺の手を握りしめる。







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