My Little Girl(加筆修正中)



昼飯後

「奏ちゃん、紅茶入れようか?」

「ん、頼む」

「リビングで飲む?部屋で?」

「リビング」

「うん」

ソファーに座ってるとアズが紅茶を入れてきた。

「はい どうぞ」

「サンキュー」

しばし、二人のんびりと紅茶タイム。

穏やかな時間…

「奏ちゃん」

「ん?」

「具合どう?しんどくない?」

「もう大丈夫」

熱も下がったようだし体調も悪くない。喉の痛みも取れてる。

「よかった。でも無理しちゃ駄目だからね」

「あぁ」

アズの頭をくしゃくしゃにする。

「ほんと、止めてよね」

膨れっ面してる。

ほんと…ガキだな!

「アズ…」

「うん?」

「勉強するか?」

「……へっ?」

俺を見上げたアズは、ほんと鳩が豆鉄砲喰らったような顔だ。

「勉強って…勉強?」

「勉強は勉強だろ。昨日、看病で宿題してないな?お礼に見てやるから持って来い」

「奏ちゃん」

膨れっ面&半泣きの顔って…

「宿題忘れて行く気か?しないと、俺…帰るぞ」

立ち上がりかけると

「ま、待って、します宿題。教えて下さい。だから、帰らないで…お願い」

座り直して

「よし、いい子だ。持って来い」

「はい」

急いで取りに上がる。

ほんと…素直だな。

つぅか、マジ可愛いって思ってる俺は、まだ熱があるんだろうか?


< 485 / 683 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop