My Little Girl(加筆修正中)
【田沢亜澄side】
奏ちゃんの部屋に入りコートを脱ぐ。
暫くしたら、おばさんが紅茶とクッキーを持ってきてくれた。
紅茶を飲みながら、まったりくつろぐ。
こういう穏やかな時間も幸せだな。
何を話すでもなく、ただ奏ちゃんの傍にいれるのは嬉しい。
奏ちゃんの顔も何時もと違って穏やかだ。
あっ、忘れてた!
「奏ちゃん」
「ん?」
「さっきプレゼントしたCD聴こうよ」
「あぁ、そうだな」
ペーパーバックからCDを取り出しセットする。
暫くすると静かなバラードが流れてきた。
「あ、これ 開けてもいいか?」
奏ちゃんが指し示したのはバレンタインチョコ。
「う、うん。いいけど…」
奏ちゃんがリボンを解き箱を開ける。
「…これがトリュフチョコか」
何か不思議な物を見るような…
「あ、あのね、形は悪いけど味は大丈夫だよ」
うん、味見した時は美味しかったよ。
奏ちゃんが一つ口に入れる。
「うん 美味い」
あ~よかった。
「アズ」
「うん?」
「お前もチョコ食え」
えっ?