おんりー☆らう゛
「智に話して…そーじゃないなぁって思った」
「智に?」
「うん。心配なんかしてくれてないって思ってたけど…あれでも聖は心配してくれてんだよって…彼氏は彼女が1番大切だから…怒っちゃったりもしちゃうんだーって。」
「うん…そーだと思うよ?」
美奈も膝を抱えて、奈々と同じ空を見上げた。
奈々は一度、美奈を見て困ったように眉を下げて口元を緩め、もう一度空を見る。
「でも…聖が本当にあたしのこと大切に思ってくれてんのかなーって…心配になった。」
美奈は、空を見たまま、黙っている。
奈々が続ける。
「前もさ…聖が誤解して…あんな風になったじゃん?あの後…ちゃんと愛されてるなーって思ったけど…」
「奈々は…ちゃんと愛されてるよ?」
空を見たまま、美奈が言う。
奈々は美奈を見て、膝にあごを乗せて目線を落とした。
「…そーかなぁ…」
弱気な奈々の声を聞いて、美奈も奈々に視線をうつした。
「そーよ…。聖も今は心の中できっと心配してるって。あんたがこんなんなって…」
「でも…大ッ嫌いって言っちゃったし」
「謝ったら許してくれるって。」
奈々は少し押し黙って、膝を抱える手に力を入れる。
「でも…もうあたしのこと嫌いかもよ?」
「それは…ないでしょ。」
「ほんとに…まだ好きでいてくれてるのかなぁ…?」
膝に顔をつけて、俯いてしまう奈々。
美奈は少し考えて、奈々の方を見る。
「そんなに心配なら…試してみたら?」
「…試す?」
奈々は美奈を見て、首を傾げた。