君を想うとⅢ～True love～
そう思った俺は
「嘘くせぇ……。」
ジトッと疑うような目で敵を見つめる。
そんな猜疑心たっぷりな俺の視線に気づくと
「ま…、裏があるっちゃあるけどねぇ…。」
「はっ!?」
敵はこんな恐ろしいコトを言い始めた。
怖ぇ。
極悪非道で敵には容赦のない部長の裏の考えって何なんだ!!!!
俺…、潰されんじゃね？
コテンパンにのされるんじゃね？
怖ぇ…、怖すぎる…。
少々…いや、かなりビクつきながら部長の言葉を待っていると
「藤堂、俺は知りたいんだよ。高宮が最後に選ぶのはどっちなのか。」
いつになく真剣な顔をして部長が呟いた。
その部長の言葉に俺の頭ン中は完全にフリーズ状態。
