君を想うとⅢ~True love~


そして一瞬ブルーになった俺に






「じゃー、理央は??」


「…はあっ!!??」


「理央のイヤな所、5つ挙げてみろよ。」








祐吾はこんな頭のイタイコトを言い出した。









「お前…俺をバカにしてんのか?」


「いんや?いたって冷静だけど??」







フフーンと楽しそうな顔をして、祐吾はバカにしたように俺に問いかける。









コイツ…絶っ対おちょくってるだろ!!


亜美と伊織は、まぁよしとしてやる。



でもなんでココで一ノ瀬が出てくるんだよっ!!!








イライラする俺に

ニマニマする祐吾。








「何?もしかして理央のイヤな所も何一つないとか、お利口ちゃんなコト言っちゃうの??」








そのドヤ顔の問いかけに



「アホか!!一ノ瀬のイヤなトコなんて5コじゃ足らねーよ!!!!」





俺はカウンターをドンっと叩いて抗議する。








「まずアイツの肉食系な性格がイヤだ!

俺が好きだとか言いながら“他の男とHしながら待つわ♪”とか言い切る、あの軽さがイヤだ!!

俺より酒が強いトコもイヤだ!!

26年しか生きてねぇクセに仙人みてぇに人生を達観視したあの肝の座り方もイヤだ!!

あと……
基本テキトーな性格のクセに変な所で細かいあの性格もイヤだっ!!」



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