君を想うとⅢ~True love~


思考の定まらないアタマと
言うことをきかないカラダ。


精神的なショックと
カラダの痛みに耐えかねて
私は気づくと眠りの世界へ旅立ってしまっていた。





『待ってる、高宮。』

『俺を…幸せにして…??』




遠くで聞こえる、懐かしい、いとしい、あの人の声。




行くよ。
今すぐそこに行くから待っていて?

桐谷慎。
私があなたを幸せにしてあげる。
二人でこれからいっぱい幸せを積み重ねていくの。

誰よりも優しくて、傷つきやすい
淋しがり屋のあなたの傍にずっとずっと、飽きるほどにいてあげる。



好き。
好きだよ?桐谷慎。


誰よりも
何よりも
大好き。


好きなんて言葉じゃ、もう足りない。


私はあなたを心の底から愛してる、


桐谷慎……。






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