君を想うとⅢ~True love~
「何を馬鹿な…」
「バカでもなんでもいい!!
私を連れて行ってください!!」
「ハッ、無理だね。」
「なんで!!」
「明日になれば電話だって何だって出来る。
たった1日くらい我慢すればいいでしょう??」
冷たい声で私の体をゆっくり横にさせる、先生。
「でも…っ!!」
「でもじゃない。
明日になったら連れて行ってあげます。
とにかく今日はゆっくり休みなさい。」
そう言って、私を寝かしつけようとする先生に。
祈る想いで先生の腕をギュッと掴んで先生の目をじっと見つめると、先生はハッとした目をして私を見返す。
そして
「い…ぶ…ちゃん…??」
私には聞こえない声で何かをポツリとつぶやいた。
その瞬間、
先生の意識はどこかへ飛んで。
「お願いです!!ホントなら、今すぐこんなところ抜け出してしまいたい。
でも行けないなら…行けないならせめて電話くらいさせてください!!」
「…ま…さか…。
ウソだろ……??」
私の言葉なんて聞こえてないようで、何かをブツブツつぶやきながら、私の顔を瞬きすることなくジッと見つめる。
「先生??」
「いや…そんなこと……。」
「先生??」
「…だって彼女はあの時……!!」
ちょっと!!!
私の話を聞きなさいよ!!!!
ブツブツ言いながら放心状態の先生にイラついて。
「先生!!!聞いてる!!?」
啖呵(タンカ)を切ると
先生はハッとした顔をして私を見つめなおした。