君を想うとⅢ~True love~
「あ…。」
私の声に驚いて一気にこっちの世界に戻って来た、先生。
それでも…
先生は、何故か戸惑っているようにも見えた。
「お願い。
私を携帯が使えるトコまで連れて行って。」
でも私はそんな先生の様子にはお構い無しで、自分の要求をハッキリ伝える。
視線をそらさず
まっすぐに
まばたき一つせず
先生の目を見つめていると
「……、よく似た他人…か…。
そりゃ、そうか。よくよく考えりゃあそうだよな。」
先生はホッとしたように…
ううん。
自嘲するように笑うと、先生は私の手をゆっくり外す。
「とにかく、今日は休みなさい。要求には応じられません。」
さっきとはうって変わった強い目で
きっぱりとした口調で先生は言い切った。