その涙も俺のもの
「どうしたの…?」



「俺、自分の気持ちばっか押し付けてた。美優の不安な気持ち、受け止めてなかった…」



抱きしめる手に力が入る。


苦しいくらいの力。

だけどとても気持ちいい。



「私の方こそごめんね?私、カッとなっちゃって」



言いながらキスをした。


ごめんね


の意味を込めて…


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