不思議な話
タクシーに乗って時計を見ると会社に着かないといけない時間になってる。

完全に遅刻じゃないの。

「急いでよ。」

声が荒れて怒鳴るように発言をしてしまう。

気だけ先走ってように感じとれる。

「はい。
着きました。
2千円です」

と言われ黒い財布から千円冊を2枚渡して降りた。


大手企業なので会社名を言っただけで来るんだぁ。


感心してる場合じゃないか。

30分の遅刻。


雅は、遅刻の常習犯でいつクビになっても可笑しくない。


どう謝ろうって会社のエレベーターの中で雅は、考えていた。
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