俺はお前だけの王子さま
思わずその寝顔に見とれながら私は昨晩の事を思い出した。


怒涛の展開だった昨晩


本当に…もう駄目だと思った。


話をきいた時

現実主義者な王子くんだから
てっきりもう別れ話をされるかと思った…


だけど…

私と別れる気はないと言いきってくれた王子くん。


嬉しかった。

不安が全部消えた。


その気持ちだけでどんな辛い状況も乗り越えられるくらいの勇気になった。


単純すぎるけど…

王子くんが待っててと言ってくれるだけで、きっと私は何年だって待てる。


私はもう一度王子くんの寝顔を見つめた。


かっこよくて愛しくて…
なんかもう駄目だ。


すっと通った王子くんの鼻筋に
思わず指を滑らす。


王子くん…

大好きすぎて怖いよ



「ん…」

その時王子くんの眉が動いた。


掠れた声と共に薄く目を開いた王子くん。


黒い前髪が少しかかった瞳が私をみる。


「あ…おはよう…」


慌て鼻筋から指を離す私と
そんな私を不思議そうにみる王子くん。


「…いま何時?」


「あ、5時半だよ」


「ん…」


王子くんは眠たそうに気だるく目を擦った。


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