‐Ever Lasting‐
鳥の囀りが耳に届く。

今までに味わった事のない清々しい朝。

うるさい使用人のモーニングコールとは相反してスッキリとした気持ちになれる。


「お目覚めですか?」



「急に倒れたりしないでよ!死ぬ程心配したんだから!」



そう叫んだつもりなのに喉から漏れたのは嗚咽だった。


「うっ、うぅっ…」


「私なんかのために涙はもったいない。」



「私なんかのために?」



イラッとする。
クロは何も分かってない。


「なんでそんな悲しいことを言うのよ!?」



「…すいません。こういう時私はどうすれば良いのか解らないのです。」



言葉に詰まる。


「ですが私はあなたを泣かしてしまった…それは私の心情に反する。」



ニコッと優しい笑顔でクロが笑う。



「なーにが心情に反するじゃ。馬鹿もんが。」



片手にキャットフードを持って老人が部屋に入ってくる。
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