天使を射止めよ、男達!!2nd

「……俺のでしょ?昴は」

何が、ダメだったんだろう…?

暫く考えていると、豪快なため息が聞こえた。
あ、呆れてる!?
ど…どうしよう!?紫雲が私に呆れてる…
き、嫌われた…のかな…(泣)

「……はぁ。…………神田さんに、あーんとかしちゃダメでしょ?」

「…ふぇ?」

そ…

「それだったのか!!」

「…うわっ…何?急に…」

なるほど!!
ということは…ヤキモチ!!
分かったら…ちょっと嬉しい…♪

「昴は、俺のでしょ」

ムッとしながら言う紫雲に、

「うん!!私は、紫雲の彼女!!紫雲は、私の彼氏♪」

にこっと笑いながらそう言うと、紫雲は大きく目を見開いて、

「………なっ…あ…う…//」

あわあわと口を動かして赤くなった。



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