天使を射止めよ、男達!!2nd

「うっわぁ!!」

ポフッ

私が紫雲の胸に飛び込む形になった。

つまり今…抱きしめられてる。

うわ…心臓の音が聞こえる…すごい、速い…

「…昴、良い匂いする…」

胸の音を感じてたら、紫雲が掠れたような声で呟いた。

「え!?イっ良い匂い!?!?」

う、裏返ったぁあああ(泣)
何か、ドキドキするんだもんっ!!

「…ククッ…裏返ってるし(笑)」

笑われた…(泣)
は、恥ずかしい…うぅ…(泣)

「…ねぇ、昴」

突然肩を掴まれ、少し離された。

「え…」

「こっち見て」

甘く囁くように、紫雲の声が聞こえる。

身体が…動いてしまう。

私は紫雲に従うように、顔を上げた。



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