天使を射止めよ、男達!!2nd
紫雲の…か…おが…近付いてくる…!?
私は、自分の身体が急に強張るのを感じた。
うわ、もう目の前だ。
やっぱり…これ…キ…
「「なぁにやってんのかなー?紫雲くん?」」
「何やってるんですか?紫雲…ふふふ…(殺ります殺ります殺ります)」
へ?こ、この声は…
私が声の聞こえた方向を見ると、予想通りの人達…星、苓、辰志だった。
「…邪魔しないで。俺は今、昴にキスするんだから」
私の肩を掴んだまま、紫雲のムスッとした声が聞こえた。
…あぁ、やっぱりキスかー!!
読み通り!!
ん?……キス?
「き…キスゥウウウウウ!?!?」
「…昴っち声デカ…(笑)」
「付き合ってんだし、当たり前っちゃ当たり前だよな」
「虫酸が走りますがね。…ふふふ…(殺る殺る殺る)」