天使を射止めよ、男達!!2nd

「……キスは、お預け…」

自分で言いながら、すごく不機嫌になってる紫雲。

「それが相応しいでしょう」

苓は腕を組みながら頷き、

「だな」

辰志も納得。
そして、

「ん〜…俺の善良な心が、"我慢なんて可哀相…(泣)"とか言ってるけどね☆」

星は、左手の人差し指で自分の頬をツンツンし、テヘッと舌を出した。

「「「「(…いや、むしろ星に善良な心があるのかどうかから議論したほうが良いだろ…)」」」」

苓と辰志と紫雲と羅々は、星の発言に対し的確に心の中でツッコんだ。

ん〜…私、どうするべき?
とりあえず、考えてみる。
紫雲を不機嫌なままにさせたくない。

私に…出来ること。
出来る……こと……

あ、あれでいいかな?
でも一度失敗したし…
いや、大丈夫かな?

言う通りにしとけば、上手く行くらしいし…
いやほんと一度失敗したんだけどね?
でも………これしかない。




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